2級管工事施工管理技士出題傾向

試験の形式

第一次検定

四肢択一式(マークシート方式)
出題数52問(必須問題15問、選択問題37問)
解答数40問(必須問題15問、選択問題25問)
合格基準点 24点(正答率 60.0%)

第二次検定

記述式
出題数6問(必須問題2問、選択問題4問)
解答数4問(必須問題2問、選択問題2問)
合格基準点 正答率 60.0%(配点は非公表)

出題内容

■第一次検定
出題分類 出題数 解答数 解答区分
機械工学等 設備原論 環境工学 2 4 4 必須問題
流体工学 1
熱工学 1
電気工学 1 1 1
建築学 1 1 1
空調設備 空気調和 3 17 9 選択問題
冷暖房 2
換気・排煙 3
衛生設備 上下水道 2
給水・給湯 2
排水・通気 2
消火設備 1
ガス設備 1
浄化槽 1
設備に関する知識 機材 2 4 4 必須問題
配管・ダクト 2
設計図書に関する知識 1 1 1
施工管理法 施工計画 1 10 8 選択問題
工程管理 1
品質管理 1
安全管理 1
工事施工 機器の据付 1
配管・ダクト 2
その他 3
基礎的な能力 4 4 必須問題
法規 労働安全衛生法 1 10 8 選択問題
労働基準法 1
建築基準法 2
建設業法 2
消防法 1
その他関連法規 3
合計 52 40
■第二次検定
出題分類 出題数 解答数 解答区分
設備全般 1 1 必須問題
工程管理 1 1
安全管理 1 1
空調設備 1 1 選択問題
衛生設備 1

分野別傾向

第一次検定
設備原論

空調・衛生の基礎となる分野。学問的で苦手とする受験者が多いが、設備全般の理解のためにしっかりと習得することが望ましい。

電気工学

電気機器(特に電動機)に関する内容が頻出である。出題傾向は絞られるので、過年度の問題に取り組み理解を深めることが必要。

建築学

コンクリート材料・品質および施工、鉄筋工事、梁貫通等から出題される。難易度は高いが、電気工学同様、過去問題を理解しておくことが対策となる。

空調設備・衛生設備

機械設備全般から広く出題されるが、解答する問題を選択できるので、自分の専門や得意とする設備を中心に効率よく学習を進めることが肝要。

設備に関する知識

設備機材に関する問題。各種機器や配管材料の名称とその特徴を混同しないよう、整理して理解しておくことが学習のポイントとなる。

設計図書に関する知識

各種機械の仕様書の記載内容または配管の規格や記号に関する問題が多い。機材の種類が多いので混同しないように覚える必要がある。

施工管理法

施工管理手法に関する問題は、特有の用語の理解が必要。出題範囲はそれほど広くないので時間を掛けて理解すれば、得点源となる。工事施工は、実務経験の乏しい受験者には難問が多い。

法規

幅広い関連法令から出題される。用語・数値の暗記モノが中心となるが、頻出条文は限られており傾向はつかみやすい。専門知識や経験が少なくても得点しやすい分野。


第二次検定
設備全般

設備機器や施⼯に関する記述の正誤を判定する問題と、施⼯要領図や設備系統図の誤り⼜は改善策を⽂章で記述する問題。いずれも、第⼀次検定で学習した知識で解答できる問題が多いが、施⼯要領図や設備系統図の問題は、過年度問題を確実に正解できるようにすることが肝要となる。

工程管理

与えられた作業条件によりバーチャート工程表を作成する問題。難易度はそれほど高くないが、類似問題に数多く取り組み解法に慣れておく必要がある。

安全管理

労働安全衛⽣法令の法⽂中の空欄⽳埋め問題。過去に出題された内容や第一次検定で学習した重要条文で、用語や数値を再度確認する必要がある。

空調設備・衛生設備

空気調和設備、⼜は、給排⽔衛⽣設備のどちらかの選択問題。設問で与えられる機器や設備の施⼯上の留意事項の記述と、その機器・材料の特徴および試運転時や完成後の検査において、特に重要と考える技術的事項の記述が要求される。⼯事施⼯と機器・材料に関する、より専⾨的な知識が必要となる。過去に出題された設備や機材について知識を整理しておくことがポイント。

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